国際教育交流センターでは、2024年7月11日(木)の昼休みに、JICA海外協力隊とのコラボ企画として“JICA協力隊の体験談Part 3「ガーナ」”を開催しました。
今回、元JICA協力隊の春田奈都美さんからガーナで公衆衛生隊員として働かれた経験についてお話を伺いました。
春田さんは大学卒業後、病院で看護師として約5年勤務したのち、コロナ禍を経て協力隊に応募し、参加されました。JICAの派遣前訓練では、地元八代市でのグローカルプログラムに参加し、地元の活性化に貢献しました。その後、ガーナに公衆衛生隊員として派遣され、子どもの予防接種や健康診断の普及に尽力されました。
発表ではガーナでの暮らしについても紹介され、ガーナの洋服はオーダーメイドのものが多いことやカカオの実が美味しいことなどを話されました。
質疑応答の時間には、土着のシャーマン的な施術との調整はどう取り組まれたのかという質問があり、「古来の施術は禁止するのではなく、教育を施しながら共存していくという方針」と答えておられました。また、現地の生活で大変だったことは何かという質問に対しては、「未舗装道路が多かったり、水がとても貴重だったりと、インフラが日本よりも整備されていないことや、現地の職場のルールに合わせるのが最初は大変だった。」とのお答えでした。その他にもたくさんの質問が出されて、ご参加の皆様のJICA海外協力隊への関心の高さが伺えました。