山﨑 陽さんは、日本生物環境工学会九州支部2023 年北九州大会(第16 回)において、ベストポスター賞を受賞しました。
受賞について、山﨑さんは、「本研究の遂行にあたりご指導頂いた松添教授をはじめ、本研究にご協力頂きました植物資源学研究室の皆様に心から感謝申し上げます。また、学会発表を通して、様々な研究に触れ、意見交換をすることで自身の研究をより発展させるアイデアを得ることができました。この経験を活かし、今後も研究に励んでいきます」と話されていました。
【発表内容】
テーマ:珪鉄施用が飼料イネ水田の窒素動態に与える影響
指導教員:松添直隆
(環境共生英皇娱乐官网_英皇娱乐游戏¥中国竞彩网推荐環境資源学専攻)
概要:水田には、「脱窒」、「水稲による吸収利用」、「水生植物による固定」によって、灌漑水中の硝酸性窒素を除去する機能がある。珪鉄は、珪酸?鉄酸化物?石灰を含む水田の土壌改良資材である。鉄は、反応の多様性から水質浄化に利用され、鉄粉を含んだ浄化壁により、地中の硝酸性窒素が減少する。水田において、鉄酸化物は脱窒量を増加、珪酸は食用品種水稲の窒素吸収量を増加させることが期待される。これまで、発表者らは水田の窒素除去能力を向上させるために珪鉄を施用し、食用品種と比べ飼料イネの窒素吸収量が増加すること(ポット実験)、N2O を排出しない脱窒量の増加(培養実験)を報告している。本報告では、水田での珪鉄施用の効果を検証するために、珪鉄施用した飼料イネ水田の水収支と窒素動態(窒素流入?窒素流出?その他)を調査した。
【参考】
日本生物環境工学会九州支部2023年北九州大会(第16回)
https://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/jsabeeskyusyu/information4.html
九州支部の目的?狙い:九州の生物環境工学分野に関係する大学や試験場、企業における研究情報の共有化を図るとともに、次世代の研究者育成を行う。
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