国際教育交流センター(CIEE)では、2023年6月7日(水)の昼休みに、JICA海外協力隊と本学(大学院高度グローバル)のコラボ企画として“JICA協力隊の体験談Part 2「トンガ王国」”を開催しました。
今回お話を伺った尾上香織さんは、2年間半、トンガの高等学校音楽科で音楽の専門知識を教えながら、コンサートの開催や離島の教会への演奏旅行など、弦楽器を普及させる活動をされました。
イギリス留学中、ヨルダンに旅行した際にJICA協力隊員の話を直接聞いたことがJICAに興味を持つきっかけになったこと、派遣前の訓練で、色々な職種の方たちと、同じ志を持ち一致団結して充実した日々を送ったこと、赴任後の演奏活動やトンガという国の文化や人々について、詳しくお話いただきました。トンガの人々は、常に歌を口ずさんでいるそうで、民族衣装を纏って歌い踊っている映像が流れたときには、人々にとって音楽や踊りが生活の一部で、欠かせないものであることを感じ取ることができました。
活動を通して、何もなくても心の豊かさがあること、自分たちの当たり前が当たり前ではないこと、国際協力はその国に住む人が幸せになるためのお手伝いであることを学んだ、と話されました。
“やらない後悔よりやる後悔”と考え、学生時代から積極的に活動をされている尾上さんのお話に、参加者は大きな刺激を受け、質疑応答の時間では派遣前の訓練内容やトンガの文化について詳しく質問をしていました。